木彫刻師 仏画師 菊池 侊藍
藤峯美術にて作品の納品時、お話しを伺いました。
「
彫刻だけにとどまらず寺院の天井画や個人の仏画など、
今回のインタビューは木彫刻師としての活動を中心にご紹介いたします
1:今回の「藤と麒麟」で熟慮されたところ、
菊「仕上がりの陰影などに気を配りました、面の捉え方や、これから
2:札幌出身と伺いました、
菊「そうですね、北海道は自然が豊かな土地です。自身が育ったまちは住宅街でしたが、真冬の雪のしんとした風景を、
-現れてるような気がします(笑)菊池さんの作品の中には静かに風が吹いているような、たたずまいがありますが、
菊:「子供の頃はお母さんが買い物をしたときに、荷物と一緒にお子さんをそりに乗せてはこぶことがあります。今いる富山の方は、量的にはそうですが、質が違いますので、
3:伝説の神獣について
-人は直接、直接接触したり、目に見えない存在にもかかわらず(
菊「実際、伝説上の生き物ではありますが神仏の中でも、人にとって最も身近な信仰の対象の一つが龍ではないかと思っています。
4:修行について
菊「普通の芸術家のようにアトリエで、また一人で制作するのではなく、
地元を出て、色々な人と生活し、
5:休日の過ごし方は?
菊「余裕があるときは、美術館や風景を見に行き、
欄間の技術で言えば、
6:修行中は、とても忍耐を感じられるお仕事だと思います。また、
菊「そうですね、今のところ、
新しいモチーフの作品のときには、一から、新しい、前とは違う彫りこみとか、全体の雰囲気を、
7:行ってみたい土地はございますか?短期でも、今後、修行をされて5年後ぐらいとしても。
菊「どの土地でも、
8;外国など、
菊「外国では、先程のミケランジェロ彫刻の服のシワや、ひだ、日本とは違う表現、柔らかさなど、体の表現などを勉強したいと思ってます。
9:小さい頃にほめてもらった経験はありますか?
菊「そうですね、図画、美術、ほめられた点は、今に、つながってると思います。」
10:将来彫られてみたい、先の目標や夢はございますか?
菊「龍とか麒麟以外の神獣も、そうですけど、
細かい事だとご依頼いただくその方にあった雰囲気やモチーフもありますので、
今の時代の人が見て素晴らしいと思って下さるような作品は、作っていきたいと思ってます。」
菊池さんの作品をネットで初めて見たとき、
これからも人の心が理想とする形を作りあげていかれるでしょう。
インタビュアー、ライティング:ブログ「翼語り」
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©️藤峯美術